伊豆の国だより
農業と環境と健康は一体のもので、これらを単独に扱うことはできません。農の営みと人びとの健康は、それらを取りまく環境に影響を受けます。一方、農の営みは環境と健康に影響を及ぼします。文化・文明もまた農と環境に影響を及ぼし、かつ影響を受けます。すなわち、農業、健康、文化・文明はそれらを取りまく環境に依存しています。環境はすべての基(もとい)なのです。すなわち、人びとが豊かに生きるためには、環境を通した農と健康の連携が必要なのです。
近年、「農医連携」という概念や言葉は、学会、省庁、地方行政、民間、新聞などの報道の世界にも散見されるようになり、社会に少しずつ浸透してきました。農と環境と健康の連携のはたらきを生むには、多くの分野の協力なくしては成立しません。
「伊豆の国だより」では、農と環境と健康に関する様々な情報をつないでまいりたいと考えています。本誌に関するご意見やご要望をお待ちしています。
監修:陽 捷行(みなみ かつゆき)
佐久間哲也(さくまてつや)